Diary over Finite Fields

515ひかるが書き溜めたメモとコラムと雑記

学歴コンプレックス

卒業シーズン

卒業シーズンである。僕も一年前は卒業式に出席する側だった。晴れて大学院に入学し、いつのまにか休学して働いていた。悔いてはいないが、不思議なものだと感じている。

大学に入学する人、博士課程前期、あるいは後期課程に進学する人、就職する人、この時期は色々な人が動く時期だ。該当者の読者にはお祝いの言葉を贈ろう、おめでとう。めでたいことである。

一方で少しだけ思うところがある。僕はあくまでも中退した人間なんだな、と思うのである。


博士前期課程中退

先にも書いたように、僕は大学院を中退する。そして中退するんだろうなということは休学を決意して職を探そうかと思い始めてから薄々は感じていた。その時は書かなかったが。

僕はどう自分を偽ろうとも、修士論文さえ書かないままでいる。そのことが少し、いやかなり今も心の残りになっている。研究をしたかったとかそういう気持ちではなく、自分が納得いくまで、あるいは自分が納得いっていても他者を納得させるまで突き詰めて考えて文章を書き、それを先生の前で発表すること。そのステップを踏まずに僕は大学から逃げ出すように飛び出てしまった。

そのことが、今も心残りだ。これが僕の学歴コンプレックスなのかもしれない。

自分が100%納得いかない状態で物事をやめたのはこれが初めてだ。いつのまにか受け入れられるようになるかもしれないし、何年経ってもこのことを引きずり続けるかもしれない。

僕は中退した自分を赦しているし、諦めた自分を赦している。一方で、諦められない頑固な自分が死んでほしくないとも思っている。