Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

缶コーヒー

高校生くらいまでは缶コーヒーをしょっちゅう飲んでいた。大学生くらいになるときに飲むのをやめた。

会社員になって驚いたことのひとつは、みなみなさんが缶コーヒーを飲んでいたことだ。缶コーヒーはマズイしそもそもコーヒーっぽい何かであってコーヒーではないし、などなどいろんなことを働き始めた当初は思ったものだ。今は特に何も思わず、「そういうものらしい」程度に済ませている。

かく言う僕も、最近缶コーヒーをたまに買う。といっても、WONDAモーニングショットしか買わないが。他の缶コーヒー飲まないと決めている。逆に、WONDAモーニングショットなら昼だろうが夜だろうが飲んだりする。朝専用とは何だったのか。

そもそも僕は缶コーヒーを飲んでいたのは、まだコーヒーの味を知らなかったからで、安物のインスタントコーヒーの味に慣れてしまったら缶コーヒーは飲めなくなった。安物のインスタントコーヒーの味は薄いなとスタバのコーヒーばかり飲んでいた頃は思っていた。

だから缶コーヒーが飲める人はコーヒーの味を知らないんだと思う。これはもう酒の味と一緒で興味がない人間にはいくら言っても無駄なので何も言わないことにしている。

と、缶コーヒーを毛嫌っているぼくが最近なぜモーニングショットを買っているのかと言うと懐かしさだ。高校生のとき、WONDAモーニングショットを飲んでから高校の教室で受験勉強していた自分を思い出す。漠然と懐かしさにひたれる。

僕は110円で懐かしさを買っている。3日に1回くらい。それが僕にとっての缶コーヒーの価値だ。

その程度のものだが、いつでも110円で懐かしさが買えることが素晴らしいことだと感じている。