Diary over Finite Fields

515ひかるの日記と雑文

昼顔 ~昼にしか咲かない花~

タイトルだけでは何の話かわからないかもしれないが, 映画の話である.

昨晩妙に眠くて風呂にも入らず午後 10 時ごろに寝て, 目が覚めた時に妙にスッキリしていたのできっと朝 4 時くらいなんだろうと時計を見たら午前 2 時前だった.

作品概要

昼顔, というと日本で最近上戸彩主演で同じタイトルの不倫をテーマにした連続ドラマをやっていた*1のを思い出すかもしれないが, その作品とは全く関係がない. フランス映画である.

昼顔 Blu-ray

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  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2011/09/24
  • メディア: Blu-ray

不倫ではないが似たような話である. 僕が見たフランス映画は今のところ百発百中で男と女の話がテーマになっているのだが, フランス語は愛を語るためにあるなどという*2し, そういう話をフランス人は好むのだろうか. 確かにフランス語で愛をささやかれるともっともらしく聞こえる……気がするが.
あと, 私は数学専攻の人間なのでこういうことを考えてしまうのだが, Jean-Pierre Serre や A.Grothendieck などといったフランスの大数学者も愛を語ったのだろうか. 少なくとも数学書を読んでいる限りでは全く想像がつかない. もしフランス人の数学専攻の人間に会う機会があったら恋バナを振ってみたい.

完全に余談であった. この映画の話に戻ろう.

あらすじ

美しい若妻のセヴリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は, 医師である夫のピエール(ジャン・ソレル)とともにパリで幸せな生活を送っていた. その一方, マゾヒスティックな空想に取り付かれてもいた. ある日セヴリーヌは友人から, 上流階級の婦人たちが客を取る売春宿の話を聞き, 迷った後に「昼顔」という名前で娼婦として働くようになる. (執筆当時の https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%BC%E9%A1%94_(%E6%98%A0%E7%94%BB) より*3 )

感想

冒頭

冒頭で面食らった. セヴリーヌが夫のピエールに拘束され, 罵倒しむちを打たれるというシーンから始まる. これはセヴリーヌの夢で, ピエールは本当はめちゃくちゃ良い人である. このしかしこのシーンのおかげで個人的にはなんかこの映画に集中できなくなってしまった感じがある.

女性の解放

女心は無限にわからない. この作品も薬指の標本と同じで, 主人公の女性が解放される話のようなのだがよくわからない.

hikaru515.hatenablog.com


この映画, (少なくとも夫には) 不感症だった女性が娼婦として働くことで自らの性に目覚め, いろいろあって, いろんなことから解放される話なんだけど, 結局セヴリーヌの望みはなんだったんだろうという感じがある. まぁそれがわからないから女心がわからないとかいう話になるんですかそうですか……
あ, あんまりえっちなシーンはないですよ. といっても最近感覚がマヒしている感じがあるので保証はできませんけど.

アクションがしょぼい

少しだけアクションがあるのだが, しょぼい. それもそのはずでこの映画すごく古くて 1967 年の映画らしい (form Wikipedia). まぁしょうがないかって感じもある.

解放

よくわからないが, 最後解放されるシーンは話がよくわからないなりに爽快だった. もっと深読みすれば楽しめるのかもしれないが, 寝不足なのもあってそこまで努力する気にはならない.

総評

フランス映画です. 興味がある人はぜひ. 正直興味を沸かせるようなレビューは僕にはできませんでした.

*1:普段連続ドラマに興味など湧かないのだが, この作品は母親が妙にはまっていたのと, 上戸彩は不倫をするような役を演じるような歳になったのかと妙な感慨にふけったので印象に残っている.

*2:ドラマ相棒で誰かが言っていた.

*3:珍しく Wikipedia のあらすじがそのまま使えたので非常に楽だ……常にこれくらいのあらすじを Wikipedia 先生から提供されたい……