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Diary over Finite Fields

515ひかるが書き溜めたメモとコラムと雑記

憂鬱な夏

ポエム

きっとこの人生の残りは余興に過ぎないのだと強く思うようになった. あと 1 年で定年を迎えるのに,家のローンを僕らに残さないよう, まだ老体に鞭を打って働いている父親でも考えても感じてもいなさそうなことを, 僕はなんとなく, しかしどこか確信したような気がしている. 確信したのは, 2014 年の秋ごろから 2015 年初頭にかけてだと思う. 理由ははっきりしているようではっきりしていない.

だが, そのころ私生活に何もなかったと言えば嘘になるだろう. それこそ, ブログの記事にできる気がするが, 書きたくないので今後書きたいと思わない限り書かないと思う. 誰にだって胸の中にしまっておきたいことだってあろう.

この確信めいた, 残りの人生は余興であるという思想により, たいていの物事にはやる気が出なくなった. それなりに創造的な "仕事" をしているけれどやる気が出ないし, 最近はセミナーにも教育にもあまり身が入っていない. これではダメだとは思いつつ根本的な解決にいたる道筋は未だ解明されていない.

現実から目を背けてフィクションの世界に浸ろうと思ったことはいくらかあり, 例えば昨年末あたりに読んだ, 『すべて真夜中の恋人たち』 という作品がいやに心に残っている.

大人の女性の "初恋" を描いた作品. すごく惹かれた. こんな風に素朴に, 純粋に恋ができたらいいなぁと思う. 面白かった.

あるいは, 映画 JERSEY BOYS も観た.

Can't Take My Eyes Off You

Can't Take My Eyes Off You

  • John Lloyd Young
  • ロック
  • ¥250

Frankie Valli 役の John Lloyd Young の歌声に劇場で聞き惚れたのを思い出す.

現実から目を背け始めたことで, 数学も勉強することを一時期やめていた. おそらく昨年の 10月だけで観た映画は 20 を数えると思う. 週に 10 本借りたなんてこともあった. なぜそんなことをしたのか, よく思い出せない. きっと何もしたくないが, 何もしていないと思考してしまうので, 何も考えないために暇つぶしが必要だったのだろう. 中学の時は特別工夫をしないで何も考えないことができて, 平和に生きていられたことを思えば無駄な出費かもしれない.

きっとこの人生は余興に過ぎないのだと強く思うようになって以降は, 数学を勉強しているのもはっきり言って惰性なのだろう. 冬休みごろ勉強を再開したのは単位がほしかったからで, 春休みに多少勉強していたのはほかにすることが思いつかなかったからだ. おそらく, 他にやるべきことがあったらそれに向かって就職でもなんでもしていただろう. 実際今だってすごく数学をしたいとも思っていないし, 今後どうやって生きていくかからとりあえず目をそらす口実に使っているだけな気もする.

自分の進退をいい加減真剣に考えるべきかもしれない. でももう少し考えるのを先送りにしていたい.

そんな思いを抱えつつ, 今日という日をまた始めなければならない. そんなこんなで少し憂鬱な, 学部生最後の夏.